保活体験談 vol.1 |管理職×IT 大久保 亜美さん

事前準備で出産後も仕事への挑戦を続け、希望の働き方を実現。キャリアを広げる保活

IT部門にてマネジメント職を務める大久保亜美さん。事前準備をしっかりと行ったことで、出産後も理想の働き方を実現しています。子育てをしながら自分のやりたい仕事にも挑戦し続ける大久保さんに、「保活のミカタ」※1で得たアドバイスや今後のキャリアについてお話を伺いました。

ネット検索では出てこない情報やアドバイスが視野を広げるきっかけに

―まず、これまでのキャリアについて教えてください。

入社以来約8年間、デジタルマーケティング分野の商品企画・設計・開発に携わってきました。リクルートが対峙する多種多様なマーケット課題に向き合い、個々にフィットした商品に仕立てることを追求する中、プロジェクトや組織のマネジメントを経験してきました。2019年4月に第一子を出産し、半年後に復職、2020年10月に現在のコーポレートIT部門に異動しました。

社内の情報発信で「保活のミカタ」の取り組みを知り、準備の必要性がイメージできていた

産休を取得する際、復職や保活についてはどうお考えでしたか?

出産後も出産前と同じように仕事ができるのかという不安はあったものの、仕事が好きで、テクノロジーの変化が早い業界のため、早めに仕事に戻りたい。やみくもに不安がるよりも、復職後のことを考えた方がいい!と思うようになりました。
社内で保活支援の取り組みが行われているのは出産前から目にしていたので、なんとなくイメージはできていました。上司が勧めてくれたこともあり、安定期に入ってから「保活のミカタ」の従業員向けWEBページを参考に情報収集を始めていました。

―「保活のミカタ」を利用したきっかけは?

情報収集を進める中で、自分の住んでいる地域が10園申し込んでも全て落ちてしまうような保育園激戦区だと知り、期中に認可保育園に入るのは難しいことが分かりました。そこで戦略として、認可保育園の入園申込と同時に事業所内保育園を利用するというプランを検討し、保活面談をお願いしました。

―利用して良かった点や役に立ったことがあれば教えてください。

自分で情報収集をする場合、まずはネットで検索すると思いますが、それだけでは解決できないことが二つあると思っています。

まず一つ目に、何も知らない状態ではどんなキーワードで検索すればよいかすら分からず、求めている情報に到達できなかったり、時間がかかったりしますよね。その点、要点をまとめた資料が最初から用意されていたのは助かりました。

次に、保育園の選定について。広さ・条件などのスペック面はネット検索でも出てきますが、キャリアに対する考え方は一人ひとり異なりますし、実際の保育園申込に関しても自治体などで戦略が大きく変わります。友人に相談するにしてもみんな状況が違うので、一律に答えを導くのも難しい。そんな時、保活に詳しく、社内環境を知っている人に相談できたのは良かったです。
何より自己流で検索すると無意識にバイアスがかかってしまうと思うので、客観的な意見を聞けたことは大きかったと思います。

―心に残ったアドバイスはありますか?

保育園を選ぶ時、最初は延長保育の有無を重視していたのですが、相談員の酒田さんから「0歳の子どもを預けて毎日20時まで働くのは現実的じゃないかも」と言われてハッとしました。保育園のスペックやプログラムなどのハード面だけでなく、自分の働き方や子どもの生活を考えた上でアドバイスを頂けたのがうれしかったです。認可保育園と認可外保育園の違いを聞いた時も、「年齢上限のある認可外保育園に入って途中で転園する場合、お友達と別れることがあるかもしれない」と教えてもらって。ネット検索だけでは出てこないような観点にも気付かせてくれたので、視野がすごく広がりましたね。

これから保活を始める方にアドバイスがあればお願いします。

情報収集だけは、妊娠中のなるべく早い時期から開始されることを強くお勧めします。
特に、認可保育園の調整指数の加点項目と入園申込スケジュールの確認は必須だと思います。入園選考にあたって待機期間が重要になると知っていれば早くから対策できますが、それを知らずに後から慌てて行動した結果、すでに手遅れということも…。産後にゆっくり考えようと思っていても、いざ育児が始まったらそれどころではないですからね。 私は「保活のミカタ」のおかげで早めに行動できましたが、自分一人ではそういうマインドになっていなかったかもしれません。今では私自身が保活をしている友人の相談に乗ることもありますが、こういう支援が社内にあることを伝えると「羨ましい」と言われます。

環境を整えることができればポジションや職務を変えずに復職でき、理想の働き方が実現できる

―2020年10月に異動を経験されていますが、現在のお仕事内容は?

今はコーポレート業務を担当し、社内のICT環境の標準化やDX(デジタルトランスフォーメーション)推進、ガバナンス・利便性向上を踏まえた社内ITのサービス企画に携わっています。IT分野はまだまだ女性が少ないですが、今後は職種にこだわらず一緒に働く仲間が増えていくとうれしいですね。

―出産後の働き方について教えてください。

復職後も時短勤務ではなく通常通り働いています。「保活のミカタ」のサポートにより、復帰への自信や保育環境が整ったことで、個人のパフォーマンス発揮のイメージを持つことができました。メンバーのマネジメントまでできるかは不安があったので、半年間は外れていたのですが、意外とスムーズに復職することができたので、今年4月からはマネジメントも再開しています。今考えると、あまり怯える必要はなかったですね。 子どもがいる状態で業務が大きく変わることには不安もありましたが、出産後も役職や勤務形態を変えずに仕事ができたことで自信がつきました。今までとは違う部署でも挑戦を続けることができ、出産後も理想の働き方ができていると思います。

―保活支援を通じて、妊娠出産や働き方についての考えに変化はありましたか?

出産前や復職前には不安もありましたが、きちんと計画を立てて環境を整えることができれば、出産や育児を理由にキャリアを諦めたり妥協したりする必要はないという実感を得ることができました。今後もさまざまな課題が出てくるとは思いますが、この経験や感覚を生かして準備・対策をしていくことで、自分のキャリアについて考えていきたいです。それに、コントロールが利かない状況に対しての耐性や柔軟性を持った対応スキルがつくなど、子育ての経験が仕事に役立つことも多くあります。

挑戦し、経験を積んで、スキルや引き出しを増やしていきたい

―今後のキャリアについては、どのように考えていますか?

10月に部署異動をして、今までの業務とは違う新たな挑戦を始めました。会社が変革期を迎えている時だからこそ、やりがいも大きく、今しかできない経験が積めると思っています。業務が大きく変わる時は大変なことも多いですが、出産後もこれまで通りに勤務できたことが自信につながったので、今後も自分がやりたいことにチャレンジし続けたいです。

新たな部署でも組織やプロジェクトのマネジメントを担当しています。自分よりその分野に長けたメンバーもいる中でマネジメントをすることの難易度の高さを感じることもあります。自身の存在価値をいかに発揮すべきか問いながら精進する日々ですが、自身の経験・知見不足や、時には家庭状況なども隠さず伝えて、メンバーに頼らせてもらったり、権限を委譲していくことを心がけています。
そうすることで、メンバーにとっては機会拡大に、自身にとっても、職種の幅を広げながら新しいキャリアを築くチャレンジになると良いなと思っています。

新型コロナウイルス対応に伴う保育園休園期間の在宅ワーク中はなかなか子どもに構ってあげられず、葛藤したこともありました。そんな時、お世話になった事業所内保育園の先生から「子どもはちゃんと分かってる。働く姿を見せてあげることも大切だよ」とメッセージをもらい、かっこよく働くママの姿を見せることで、生き方を知ってもらうことも大切なんだという考えに変わりました。

これからも自分が“やりたい”と思った時に、やりたいことが“できる”ように、家族の協力や周囲の環境を整えながら挑戦していきたいと思っています。今後もさまざまな経験を積んで、スキルや引き出しを増やしていきたいですね。


「保活のミカタ」を適宜活用して保育園選びや復職を計画的に進め、出産後も理想の働き方ができていると語る大久保さん。環境を言い訳にせず自分のやりたいことに邁進する姿は、仕事と育児の両立を目指す多くの方の参考になるのではないでしょうか。

※1保活のミカタについて
保活のミカタは「従業員の保活支援」を目的にした保活総研の取り組みです。
休職を取得する従業員と保活に関する面談を実施したり、保育園入園に関する最新データの共有を行っています。

(取材日:2020年11月)

Prev:Partner’s Interview vol.1 株式会社ファミリーマート
2021年度保活に関するアンケートレポート公開:Next